Atelier TanTan

「ファイアンスセクメト神像」は、多くのセクメト神像のうちの一つ。ファイアンスとは、古代エジプトの青い焼き物とも言われている素材の焼き物らしく、私がモチーフにした古美術品はもちろんその青は見る影もありませんでしたが、かすかに残った青い色彩に、美しい色を連想させられました。 中近東文化センターにおさめられている、エジプト伝ナイル東部デルタ地方出土、紀元前１１００年（第２０王朝）頃のファイアンスセクメト神像と、エジプト紀元前７〜６世紀（第２６王朝際す朝））出土、ファイアンスウジャット、エジプト壁画の一部がモチーフになっています。

アヌビスは、エジプトでは死者の守護神と言われていました。この作品は、湾曲刀で戦った戦士の死を弔う古代の儀式のイメージです。 アヌビスの作品では、中近東文化センターにおさめられている、エジプト紀元前１６〜１３世紀（中王国〜新王国）で出土された青銅湾曲刀と、同じく前１６〜１３世紀にで出土された木製アヌビス、古代文字をモチーフにしています。 木製の彫刻品が時代を超えてなかなか綺麗に残されていた事や、錆び付いた青銅湾曲刀の存在感に惹かれました。

絶世の美女と言われたクレオパトラの死とコブラの因果関係を表現しています。

ファラオをニューヨークのメトロポリタンミュージアムではじめて見た時に、とにかくその存在感に圧倒された事が印象的でした。きらびやかな棺桶に一度は魅了されるはず。